プラスドライバー
今回はメンテナンスなどをする際に必ず必要なプラスドライバーをご紹介します!
JIS規格で決められたネジのサイズは大きく分けて4つに別れ、数字で「No.0 No.1 No.2 No.3」とサイズが表記されます。
画像の上から順に説明していきます。
「No.2」のドライバーですが、一般的にも1番良く使われていると言われています。
ギターでも「ネックジョイントビス・ストラップピンビス・ブリッジマウントビス・ピックアップビス・スプリングハンガービス」など使う部分が多いです。
真ん中2本は共に「No.1」のドライバーです。
「ピックガードビス・ペグビス・エスカッションビス」などで使います。
よく使うサイズでもありこちらも必須サイズになりますね。
私の場合はドライバーの先端のサイズは一緒なのですが、軸と柄の部分の太さが違います。
学生時代の頃にサイズを間違えて買ってしまい同じサイズで2本なのですが、、
太い方は錆びてしまっているビスなどに強めに押し込みながら回したい時に使っています。
柄の太さで回しやすさが変わってくるので今でも用途に応じて使い分けています。
最後は精密ドライバーでNo.0に属するサイズで軸径が1.6mmの細いドライバーです。
回路基盤などに付いているネジが小さい場合はこれで回しています。
力をかけて回すわけではないので柄の先端が回るようになっていて指先のみで回すことができます。
ネジ山とドライバーが噛み合っていればネジがなめることはほぼありませんので回す前にサイズが適合しているか確認してあげましょう。
楽器のメンテナンスをする際にはNo.2とNo.1があればほとんどのネジが外せると思います。
年末に向けてギターの大掃除をするのに揃えてみてはいかがでしょうか?
山岡
WSR(リペア&カスタム工房)
熟練の職人技と信念を持つチーフリペアマン・額田誠が率いる、渋谷に居を構える楽器のリペア&カスタム工房です。ギター・ベースの調整、パーツ交換、リペア、改造など幅広いオーダーに対応します。
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