今週のリフレットの途中
ここ10年位、ニッケルでのリフレットは90%以上がロールのフレットを使用しています。カットフレットと比べると、フレットにアールが付けやすく、扱いやすく、指板の幅を選ばないというのが理由です。また、随分と昔には1本とか2本とかだけ、別のサイズのフレットが入っていることなんかもありました(笑)。
カットフレットでもロールフレットでも、気を付けている部分が一つ。方向を揃えるという事なんですよね・・・。過去にはタングを中心にクラウンの大きさが左右均等でないものが結構あったりしたもので、そのころから方向はとても気にするようになりました。ロールをカットする時に使うエンドニッパーの方向を同じにしておけば断面で方向が分かります。
左が6弦側から見たもので、右が1弦側から見たものです。左は断面が尖っていますが、右は断面が平らですよね???こんな感じで方向の揃いを確認しています。
額田
WSR(リペア&カスタム工房)
熟練の職人技と信念を持つチーフリペアマン・額田誠が率いる、渋谷に居を構える楽器のリペア&カスタム工房です。ギター・ベースの調整、パーツ交換、リペア、改造など幅広いオーダーに対応します。
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