多弦ベース
多弦ベースの中でも5弦ベースは使用する人も少なく無く、店頭では様々なメーカーから5弦ベースが販売されています。
使用されているパーツなどもジャズベースやプレシジョンベースの元のパーツの形をしている物が使用されていたり、外観が4弦ベースとさほど変わらず、4弦のモデルが5弦になっている物もよく見かけますね。
6弦ベースになると販売しているメーカーはある程度絞られて、店頭でも本数は少なく見る機会も圧倒的に減ってはしまいますが、6弦ベースを使用しているアーティストもいらっしゃいますよね。
ピックアップなどはメーカーオリジナルの物が搭載されていたり、互換性のあるリプレイスメントピックアップは限られてきます。
今回WSRに入庫された多弦ベースがこちらです。
なんと10弦です!
見た目の破壊力が凄まじいですよね。
ダブルネックや複弦などではない7弦以上のベースを見ることはあまり無い上に、レフティーでフレットレスに加えてセミホロウという仕様です。
1番太い弦で0.190インチあります。
ミリに直すと、4.826ミリになります。
高音弦はギター弦で使われるゲージなのですがベースの長さなので普通のギター弦は張る事ができません。
指板幅も広すぎてエボニーの板を2枚貼り合わせており、私の手でも精一杯手首を入れてやっと10弦まで届きます。
なかなかお目にかかれないのではないかという事で紹介させていただきました。
世の中には規格外とも言える多弦ギター・ベースが沢山あり、まだまだ奥が深い世界だと感じました。
山岡