指板R
エレキギターの指板上は平らではなく緩やかに丸みを帯びており、
「Radius=指板アール」と呼ばれ、ギタースペック表などには9.5Rと表記されたりします。
この数字はインチ表記で円の半径を表しています。
インチ表記をミリ表記に直すと、、
7.25R=184R
9.5R=240R
12R=305R
インチのミリも数字が小さくなると丸みがキツくなり大きくなると緩やかになっていきます。
カタログスペックだと・・・
FenderのVintageタイプは7.25Rとキツく近年のモデルでは主に9.5Rが採用れているモデルが多く、
Gibsonのほとんどのモデルではさらに緩やかになり12Rが採用されています。
・・・実際に測ってみると、結構な誤差があるのも事実です。
モデルによって丸みのキツさが異なり演奏性に関わってきます。
指板Rがキツいほど握り込みやすくコードが弾きやすいのですが、
弦高を極端に下げるとチョーキングをした時に音詰まりが出やすい傾向にあります。
IbanezなどのRGシリーズは400〜420Rが採用されており16Rに相当します。
速弾きやチョーキングを考えられた仕様ですね。
山岡
WSR(リペア&カスタム工房)
熟練の職人技と信念を持つチーフリペアマン・額田誠が率いる、渋谷に居を構える楽器のリペア&カスタム工房です。ギター・ベースの調整、パーツ交換、リペア、改造など幅広いオーダーに対応します。
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