ボックスレンチとロッドナット
以前、「ロッドナットの種類」という記事で他にも種類があると書きました。
ヘッド側にトラスロッドがあるといえば代表的なメーカーはやはり「Gibson」でしょうか?
「L-5」などの古いモデルから現在までほとんど形を変えずに採用されいています。
ロッドカバーを外すとブラス製の六角の突起物がロッドの先端のネジ切りにはまっています。
このロッドナットは回した時の締まり方などは以前紹介させて頂きました
シリンダータイプのロッドナットなどと一緒ですが回す工具はボックスレンチを使います。
このボックスレンチは本体の底面と角が削られています。
個体差などもありますが、ロッドナットがヘッドの木部ギリギリに取り付けがされていると、
未加工のボックスレンチでは厚すぎてロッドナットにはめることすらできない場合がある為、あらかじめ加工してあります。
他にもPRSやRickenbackerでは形は違えどボックスレンチで回すロッドナットが存在します。
ボックスレンチやロッドナットもそれぞれサイズが異なる場合がありますので購入時には注意が必要ですね。
山岡
WSR(リペア&カスタム工房)
熟練の職人技と信念を持つチーフリペアマン・額田誠が率いる、渋谷に居を構える楽器のリペア&カスタム工房です。ギター・ベースの調整、パーツ交換、リペア、改造など幅広いオーダーに対応します。
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