イントネーションサドル作成 牛骨材
イントネーションサドル作成
通常のスティールギターのサドルは、楽器を正面から見ると1弦から6弦に向かって徐々に位置が遠くなるように斜めに取り付けてあります。これはオクターブ位置の補正の為にわざと斜めに取り付けられており、こういった処理だけでもかなり違ってくるのですが、それだと特に2弦のサドル位置が前に出過ぎてしまいます。その補正をするために考えられたのが「イントネーションサドル」となります。写真のように位置を少しづつずらし(黒い線がサドルの頂点になります)、2弦は3弦より後ろになるように加工していきます。こうすることでより和音の響きが良くなります。優れた発明という事でしょう、最近では多くの楽器に(形は様々ですが)搭載されているのを見かけます。過去のブログでもご紹介しておりますので、お時間が御座いましたら是非ご覧ください。
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西山
WSR(リペア&カスタム工房)
熟練の職人技と信念を持つチーフリペアマン・額田誠が率いる、渋谷に居を構える楽器のリペア&カスタム工房です。ギター・ベースの調整、パーツ交換、リペア、改造など幅広いオーダーに対応します。
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