弦のゲージ
弦にも素材や加工方法などに種類がありますが、ゲージ(太さ)の組み合わせがたくさんあります。
今回は弦のゲージについてです!
このエリクサーの弦のパッケージでは「10」と「46」という数字が大きく書かれています。
「1弦が0.010インチから始まって6弦が0.046インチ」というように弦のサイズがインチで表記されています。
裏を見てみると各弦のサイズが明記されていますね。
エレキギターだとライトゲージの10-46とスーパーライトゲージの09-42が一般的に多く使われているのですが、
09-46や8.5-44などの間を取ったようなカスタムされたゲージや
11-49や12-52などのダウンチューニングを考えられた太い弦なども豊富に存在します。
アコースティックギター用の弦ではライトゲージと表記されていてもゲージは12-53です。
エレキギター弦と比べると太くなっているので専用の弦かどうかを確認しましょう。
また、弦のゲージを大幅に変える際にはナットの溝の拡張が必要になる場合があります。
ライトゲージから太くすると溝が狭すぎて入らず、そのまま使っているとナットが割れてしまうなんてこともあります。
細くするとナットの溝が広すぎて弦が遊んでしまい、異音が発生したり綺麗な音が鳴らない場合もあります。
そのような症状が出てしまう際にはナット溝の切り直しかナットの交換が必要になります。
ベース弦ではロングスケール用やスーパーロングスケール用などのサイズもあります。
3、4弦のゲージは0.080インチや0.100インチでかなり太くなってしまい、そのままではペグのシャフトに巻く事ができなくなってしまいます。
ペグのシャフトに巻けるように弦の先端が細くなっているので、
スケールのサイズを合わせないと左の写真の4弦のようにナット上で本来の弦の太さになりません。
また、弦のメーカーによっては裏通しで弦を張ろうとすると、スケールは合っているはずなのにナット上で弦が本来の太さで乗らない場合もあります。
裏通ししている分、弦の長さが必要になるためその際にはもう1段階長いサイズの弦を張れば問題ない場合もあります。
山岡