ただいま、都合によりメールによるお見積り・お問い合わせを停止しております。
お客さまにはご不便をおかけしますが、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

ピックガード作成

ピックガード作成をご紹介します。

今回は黒色1plyテーパー付きを作成します。
元の白いピックガードを型にして、まずはブランクのガード材に線を引きます。
黒色系統のガード材は、こちらの「ダーマトグラフ(白)」を使用します。
(写真のボールペンより長かったはずなのですが、いつのまにかこんなに小さくなってしまいました。)

線を引き終えたら次は卓上糸鋸を使用してカットをします。
次の工程を考えて、可能な限りギリギリにカットします。

次はトリマーを使って成形します。
こういったコロ付きビットと呼ばれる刃を使用します。

上の丸い部分(ここをコロと呼んでます)が「型」となるガードが当たり、
ガイドとなるので、「型」と同寸のピックガードが出来上がります。
出来上がった断面はこんな感じです。

下の白ガードが型、上の黒ガードがそれに沿って成形されています。
1プライのガードはテーパー(斜めにカット)加工をしないことが多いですが、
今回はテーパー有りなので次はテーパー加工です。

先ほどのコロビット同様にベアリングが付いている、
45度の角度のあるビットを使用します。

作成するピックガードの厚みや素材の硬さによって、
一度に削る量をコントロールしながら、
仕上げていきます。

次は取り付け用のビス穴とポット穴を開けます。
こういった特別に加工された三つ目ドリルを使用します。
型となるガードの穴に沿って刃が入り正確な位置に加工が可能になるので、
とても便利な道具です。

留めビス用の穴は最後に面取りの加工をします。
こういった面取り用のビットを使用しています。

こういった穴あきタイプの方がガード材の場合は綺麗に仕上がるように思います。
写真のようにビスの頭が収まるようにカットします。

いい感じ仕上がりました。

西山

関連記事

For Beginner
アコギワークショップ
アコギワークショップ

こちらのブログで初心者の方向けに「For Beginner」のタグをつけて投稿を続けさせていただきましたが、来週の3/31(木)にイケシブ1FのイケシブLIVESにて、私山岡が講師としてアコースティックギターの弦交換の仕 […]

Read More...
Accessory
UPT
UPT

GOTOH製のUPTというウクレレ用のペグです。見た目には従来のフリクションペグと変わらないのですが、なんとギヤ比1:4となっていてます。今まではボタンを締め付けることによって逆回転を防いでいたので、ペグを回すのがやたら […]

Read More...
Accessory
Fret Defender
Fret Defender

四季がある日本での楽器の保管の仕方はどうすれば適切なのかは楽器の個体や保管場所によって変わってくるので難しいと思います。 今回ご紹介させていただきますのは「fret defender 」です。 見た目はただの一枚の布に見 […]

Read More...
Tools
収縮チューブ
収縮チューブ

黒い収縮チューブはワイヤーの結束や絶縁の為に使う事が多いですが、透明の収縮チューブは結束にも使えますが・・・ こんな感じで瞬間接着剤にセットして、使う事が多いですね。こうすることによって、ピンポイントに接着剤を乗せること […]

Read More...
Accessory
CTSポットのいろいろ
CTSポットのいろいろ

写真は左の3つが通常のCTSポットで、右の2つがVintage仕様のCTSポットです。よく見ると、全てシャフト(ロレット)が違うんですよね。左の2つはシャフトの素材違いで、真ん中はロレットの形状が違います。ノブの種類によ […]

Read More...
Modify
フレットレス加工
フレットレス加工

4弦と5弦のフレットレス加工を同時進行中です。メイプルのつき板をRのついた短冊状にカットして、フレット溝に挿入していきます。 フレットを抜くことから始めて、午前中のうちにつき板の接着までを終わらせて・・・接着剤の乾燥中に […]

Read More...
Repair
穴埋め
穴埋め

こちらのギターはブリッジ交換で木で穴埋めた直後になります。 元の埋まってるアンカーが弦の張力に耐えきれずネック方向に傾いてしまい浮き上がってしまうという症状でした。バダス系のブリッジから同じくバダス系に載せ替えるのですが […]

Read More...
Repair
イントネーションサドル作成 牛骨材
イントネーションサドル作成 牛骨材

イントネーションサドル作成通常のスティールギターのサドルは、楽器を正面から見ると1弦から6弦に向かって徐々に位置が遠くなるように斜めに取り付けてあります。これはオクターブ位置の補正の為にわざと斜めに取り付けられており、こ […]

Read More...

最近の投稿

カテゴリー

アーカイブ

ACCESS

WSR(ダブリュ・エス・アール)
WSR(ダブリュ・エス・アール)

〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂1-7-4 スクエアB 3F
TEL.03-6433-7957
E-Mail wsr@ikebe.co.jp