ステンレスフレット
ここ1~2年でリフレットにおける
ステンレスフレットの割合がかなり増えてきまして、
今では約半分ぐらいになるでしょうか?
酸化しにくく、いつまでも綺麗な状態で維持できて、減りにくい!
そして、滑りがよいので、チョーキングも楽にできます!
・・・とプレイヤーの皆さんにとっては出音や立ち上がり、
タッチ感の好き嫌いはあるものの、
コストパフォーマンスは非常に高いですよね?
実際に打ち換えをする私としては・・・
応力・弾性はニッケルに比べると、若干弱いような気がするので、
打ち込むという作業自体はやりやすいかもしれません。
しかし、表面の硬度が高いので、すり合わせ後の研磨やサイドエッジ処理は
ニッケルと同じような鏡面に持っていくまでに
1.5倍から2倍くらいの時間がかかるんですよね・・・。
仕上げて綺麗に見えるフレットでも、拡大鏡やスマホのカメラで見ると、
かなり細かな傷がついていることがあるのですが、
カメラをズームを最大にして、これくらい綺麗になっていれば、良いと思います!
額田
WSR(リペア&カスタム工房)
熟練の職人技と信念を持つチーフリペアマン・額田誠が率いる、渋谷に居を構える楽器のリペア&カスタム工房です。ギター・ベースの調整、パーツ交換、リペア、改造など幅広いオーダーに対応します。
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