ハイパスコンデンサー
ボリュームを絞った時に音量と一緒に高音が落ちてモコモコっとしたような音になってしまう事があります。
それを解消してくれるのが「ハイパスコンデンサー」です!
ボリュームポットはそれぞれピックアップに対応した抵抗値があり、シャフトを絞っていくことによって抵抗値が上がっていきます。
抵抗には低音を通して高音域を通しづらくするという特性があります。
一方、コンデンサーの方では低い周波数(低音)は通しづらいですが高音域をフリーパスするという特性があります。
この小さいパーツを画像のように、ボリュームポットの3番と2番の端子にハンダ付けをして上げるだけで完成です。
コンデンサーを端子同士に橋渡しすることによって高音域だけは流してくれるという訳です。
主にFenderのテレキャスターやPRSについているのをよく見かけます。
Fenderではコンデンサーの値は「0.001uF」が取り付けられています。
PRSのCustomやS2ではというと数値が小さくなって「0.00018uF」が取り付けられています。
メーカーではモデルによって数値が決まっていたりしますが、数値を変えると通す周波数が変わるので
ピックアップに合った数値や好みに合わせてみるといいかもしれませんね。
人によっては歪系のエフェクターを使うと高音域が出すぎてボリュームの調整が出来なくなり使いずらく
好まないという方もいらっしゃいます。
簡単に取り外しできるパーツですので是非お試しください!
山岡
WSR(リペア&カスタム工房)
熟練の職人技と信念を持つチーフリペアマン・額田誠が率いる、渋谷に居を構える楽器のリペア&カスタム工房です。ギター・ベースの調整、パーツ交換、リペア、改造など幅広いオーダーに対応します。
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