ただいま、都合によりメールによるお見積り・お問い合わせを停止しております。
お客さまにはご不便をおかけしますが、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

加工したレンチの使い道

今回は普段使っているツールを紹介します!

とあるパーツに使うために加工をしてある専用のレンチなのですが、
どこに使うか分かりますでしょうか?

正解は…

ビルトインジャックの六角ナットを締めるのに使うレンチです。
ビルトインジャックはコントロールキャビティの内側から六角ナットを締めて固定しますが、
キャビティの大きさやビルトインジャックの取り付け位置によっては
普通のレンチだとボディに当たってしまい六角ナットを上手く締められない場合があります。

左側はレンチの両サイドを削っていて、ある程度狭くても回せます。
右側は切り込みを入れて配線材が通せるようになっていて極度に狭い場所でも。

この加工されたレンチであれば狭いキャビティでも配線を外す事なく作業ができます。
しっかり六角ナットを締めるために重宝しております。

山岡


WSR(リペア&カスタム工房)
熟練の職人技と信念を持つチーフリペアマン・額田誠が率いる、渋谷に居を構える楽器のリペア&カスタム工房です。ギター・ベースの調整、パーツ交換、リペア、改造など幅広いオーダーに対応します。
Web : https://www.ikebe-gakki.com/web-ikebe/wsr/index.html

関連記事

Repair
線材
線材

こちらは、普段WSRで配線作業で使われている、ビニール製の被膜が絶縁体として撚り線の周りを覆っている、一般的な線材です。「AWG24」というサイズの線材です。AWGは「American Wire Gauge」の略で、数字 […]

Read More...
Tools
コーキングヘラ
コーキングヘラ

文字通り、サッシや水回りのコーキング仕上げに使うへらなのですが、本来の目的や金属製のヘラと違って、色々な使い方ができます。ボディのステッカーはがし、ノブ抜き、接着剤の塗布等、一番使い勝手が良いのはアクティブベースのコント […]

Read More...
For Beginner
カッタウェイ
カッタウェイ

代表的なギターやベースのボディの形状は発売当時からほぼ形を変える事なく現在に至るまで使われてきています。カッタウェイはハイポジションを弾く時の演奏性を上げるためにカットされており、出っ張った部分を「ホーン・角」と言われる […]

Read More...
Tools
ハンダごて 小手先
ハンダごて 小手先

ハンダごての小手先が、最近よく曲がるんですよね。ここ最近と言うより、実は4,5年前からでしょうか、いつの間にか「クイッ」っと曲がってしまって使いにくくなってしまいます。コテ台に当たると、曲がってしまうので、気を付けてはい […]

Read More...
For Beginner
オクターブ調整
オクターブ調整

先週に引き続き、弦高調整が完了したらオクターブ調整です。 弦高調整をしたり、弦のゲージやセットアップ時のチューニングを変えると音痴に聞こえます。しっかりと調整することによってギターの音色が気持ちよく聞こえますので、トライ […]

Read More...
Repair
基盤
基盤

ギターやベースの回路を配線するのにパーツの端子同士をハンダと線材で繋ぎ合わせますが、パーツが基盤に取り付けられており、基盤上にて配線がされているベースなどをよく見かけます。 生産する時などはパーツをはめてハンダをするだけ […]

Read More...
Tools
ノミ
ノミ

こちらは普段私が使い分けている「鑿(ノミ)」になります。大工道具の1つとして使われているノミは、大工さんが金槌などでトントンと叩いて木を削っているイメージが強いかと思いますが、ギターの制作やリペアなどでも重宝される道具で […]

Read More...
Repair
トレブル・ブリード
トレブル・ブリード

以前、「ハイパスコンデンサー」という記事で…「人によっては歪系のエフェクターを使うと高音域が出すぎてボリュームの調整が出来なくなり使いずらく好まないという方もいらっしゃいます。」と書きました。特にファズをかけることが多く […]

Read More...

最近の投稿

カテゴリー

アーカイブ

ACCESS

WSR(ダブリュ・エス・アール)
WSR(ダブリュ・エス・アール)

〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂1-7-4 スクエアB 3F
TEL.03-6433-7957
E-Mail wsr@ikebe.co.jp