ただいま、都合によりメールによるお見積り・お問い合わせを停止しております。
お客さまにはご不便をおかけしますが、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

マイクロティルト

以前、ネックジョイントという記事でデタッチャブルというジョイント方法を解説いたしました。

Fenderでは、エレキギターの発売当初からネックとボディを4本のネジで固定をしていましたが
1971年にストラトキャスターが3本のネジで固定する方法になるのと同時に「マイクロティルト」という機構が追加されます。
他にもテレキャスターカスタム・シンライン・デラックスやジャズベースなどに採用されています。

それまで、ネックとボディの間にシム(薄い板)を入れることによってネックの角度を調整していましたが、マイクロティルトのおかげで自由に角度を調整する事ができるようになります。

ネックジョイントプレートの3点の下のネジの真下に小さな穴が空いています。
ここにイモネジが入っており、六角レンチを入れて角度の調整を行います。

ネックを外すと、ネック側とボディ側に金属の円盤が取り付けられています。
大きな穴が真ん中に空いておりジョイントネジの3点の下のネジが通るようになっています。
この穴を通るネジは木ネジではなくボルトになっており、ネック側の円盤でネジが噛み合います。
ボディ側には上で説明させていただいたイモネジが仕込まれていますね。

近年のAmericanProfessionalシリーズなどではネックの固定強度を上げるためか、4点のネジで固定の上でマイクロティルトが採用されているのもよく見かけますね。

山岡


WSR(リペア&カスタム工房)
熟練の職人技と信念を持つチーフリペアマン・額田誠が率いる、渋谷に居を構える楽器のリペア&カスタム工房です。ギター・ベースの調整、パーツ交換、リペア、改造など幅広いオーダーに対応します。
Web : https://www.ikebe-gakki.com/web-ikebe/wsr/index.html

関連記事

Repair
今週のリフレット
今週のリフレット

Fender Jazzmasterのリフレットです。元々リフレットがされている個体だったのですが、指板Rの整形が上手くいったなかったようで、結果的にフレット上では6Rくらいしかありませんでした。綺麗に指板Rを修正してJe […]

Read More...
Repair
Fender ロゴ
Fender ロゴ

今回はFenderのロゴについてです。大きく分けて3種類のロゴがあります。 スパゲティロゴFenderの初期から1964年まで様々なモデルで採用されていたのがこちらのロゴです。字体の線がスパゲッティに似ていることから愛好 […]

Read More...
気ままな日記
共振
共振

ABR-1タイプはサドルが外れないように、針金のようなワイヤーで固定されているのですが、手前のABR-1タイプは弦を弾いた時に「ワイヤーとオクターブネジ」と「オクターブネジとサドル」でビリビリと共振してしまいます。 ネジ […]

Read More...
Repair
試奏機のフレット
試奏機のフレット

この使い込まれているギターはイケシブ2Fにあるアンプステーションの試奏機で、ナット割れによる交換とすり合わせで持ち込ました。 すり合わせはフレットが削れてしまったりネックが波打ってしまったりハイ起きしてしまった時などに、 […]

Read More...
Accessory
Fret Defender
Fret Defender

四季がある日本での楽器の保管の仕方はどうすれば適切なのかは楽器の個体や保管場所によって変わってくるので難しいと思います。 今回ご紹介させていただきますのは「fret defender 」です。 見た目はただの一枚の布に見 […]

Read More...
Repair
カバード
カバード

カバードでもハウリングを起こさない優秀なハムバッカーのカバーを外すと、大抵はこんな感じになっています。カバーが共振しないように取り付けの際に蝋を溶かしてそのままPUをはめ込んでいるわけですね。逆にこのPUのカバーを外して […]

Read More...
Accessory
J-160Eのポットワッシャー
J-160Eのポットワッシャー

取り付けられている木材が薄く柔らかいので、締め込んだ時の食い込みの防止の為か、衝撃が加わった時の陥没の防止の為なのか、通常よりも一回り大きなワッシャーが付いているんですよね。 額田

Read More...
Repair
1.5mm
1.5mm

1.5mm P-90の高さをを1.5mm深くしたいというオーダーです。ピックガードが無いモデルだと、ザグリがかなりタイトに掘ってあるので、元々の外周はそのままにしなくてはいけません・・・。よって、コロビットを使って外周の […]

Read More...

最近の投稿

カテゴリー

アーカイブ

ACCESS

WSR(ダブリュ・エス・アール)
WSR(ダブリュ・エス・アール)

〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂1-7-4 スクエアB 3F
TEL.03-6433-7957
E-Mail wsr@ikebe.co.jp