ただいま、都合によりメールによるお見積り・お問い合わせを停止しております。
お客さまにはご不便をおかけしますが、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

センタークリック

「センタークリック」という用語はご存じでしょうか?
ベーシストで特にアクティブベースを弾かれる方は触ったことがあると思います。
オンボードプリアンプのEQコントロールなどでは、0~10の丁度真ん中にカチッという感触があります。
特定の音域をブーストするのかカットするのかを、ノブをどの程度回すのか感覚でわかるように
センタークリックが基準として付いています。

ピックアップバランサーにもセンタークリックが付いています。
以前、記事にした「バランサーPOT」ではピックアップのミックスの割合を例に出しているので
読んでいただけると想像しやすいと思います。

クリックが真ん中にあるポットがほとんどですが、Fernandesの「8/10(Eight By Ten)」というポットでは
見た目は普通のポットなのですが、、
0から10に向かってつまみを回していくと8の位置でクリックが付いています。
瞬時に8から10、10から8とボリュームコントロールができるよう、わかりやすくなっています。

ポットの裏を見てみると溝があり、左が10で右が8の位置です。
中の金属パーツの突起がこの溝に丁度良く引っ掛かるようになっています。
上の一枚目の写真はどちらもセンタークリック付きのバランサーポットですが
全てのクリック付きポットに外側から見える溝があるわけではないんですよね。 

山岡


WSR(リペア&カスタム工房)
熟練の職人技と信念を持つチーフリペアマン・額田誠が率いる、渋谷に居を構える楽器のリペア&カスタム工房です。ギター・ベースの調整、パーツ交換、リペア、改造など幅広いオーダーに対応します。
Web : https://www.ikebe-gakki.com/web-ikebe/wsr/index.html

関連記事

Repair
電池 液漏れ
電池 液漏れ

ここ最近、液だれしているバッテリーをよく見かけます。何か気温や湿度と関係があるのでしょうか。電池を放置すると、バッテリースナップをはじめ、周辺機器にダメージを与えることにもなりかねません。しばらく使用しない機器からは、危 […]

Read More...
Accessory
バレットエンド
バレットエンド

こちらはお客さまからお預かりしたYngwie MalmsteenのシグネイチャーモデルのFenderの弦です。 ゲージを見てみると「.008・.011・.014・.022・.032・.046」と、バラバラで1~5弦が細い […]

Read More...
Repair
ヘッドレスチューニング
ヘッドレスチューニング

こちらは長年使用されたヘッドレスギターのチューニングをするつまみなのですが、1つだけノブが取られているシリンダーのネジ山が完全に潰れてしまっていますね。チューニングをするためにつまみを回すと弦が引っ張られるように動くので […]

Read More...
Repair
ビス折れ
ビス折れ

アコースティックギターのストラップピンビス折れは、ボディーの重量やプレイスタイルなどを考えると珍しいような気もします。しかもヒールキャップまで取れてしまっています。逆にビスの取り出し作業はし易くなりますが、ヒールキャップ […]

Read More...
For Beginner
カッタウェイ
カッタウェイ

代表的なギターやベースのボディの形状は発売当時からほぼ形を変える事なく現在に至るまで使われてきています。カッタウェイはハイポジションを弾く時の演奏性を上げるためにカットされており、出っ張った部分を「ホーン・角」と言われる […]

Read More...
Repair
【ナット作成】Micarta (ミカルタ ミカータ)
【ナット作成】Micarta (ミカルタ ミカータ)

Micarta(ミカルタ、ミカータ)材 ナットは様々な素材で作られており種類はかなり多くあります。牛骨や象牙、水牛の角、木材で作ることもあります。その他プラスチック系の素材など数え上げたらきりがありません。今回はその中で […]

Read More...
For Beginner
ヘッド角
ヘッド角

今回はヘッドの角度に着目してみたいと思います。 ギターには主に2種類のヘッドの構造があります。 「角度付きネック」 MartinやGibsonではこのネックに対してヘッドに角度が付いているギターが主に生産されていてギター […]

Read More...
Repair
60年ジャズベースコントロール
60年ジャズベースコントロール

ジャズベースは1960年に発売されましたが現在に至るまで愛され続けている人気なモデルだと思います。発売当初は現在と仕様が少し違い、60年といえば2ボリューム2トーンのコントロールでしょうか? 4つのコントロールなのですが […]

Read More...

最近の投稿

カテゴリー

アーカイブ

ACCESS

WSR(ダブリュ・エス・アール)
WSR(ダブリュ・エス・アール)

〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂1-7-4 スクエアB 3F
TEL.03-6433-7957
E-Mail wsr@ikebe.co.jp